「結婚したーい」
その言葉に含まれる意味はなんでしょう。わたしには「わたしを幸せにしてー」と言ってるように聞こえます。
そういう人は結婚に夢をみています。いや、夢を見るだけなら私もみています。幸せな家庭に憧れるのは当たり前です。
ただ、結婚はそんなに甘いものじゃないってこと。
早く結婚して幸せになりたい?
仕事が嫌で早く結婚したい?
結婚を逃げに使う人って絶対に幸せになれない。
っていう、わたしの考えです!
「結婚」って「幸せ」じゃないよって話。
結婚ってどういうこと?
結婚って夫婦になるということ。
家族というものを一緒に作るパートナーとして、あなたを選びましたよってこと。
お付き合いの段階が、パートナー選び。まだ選ぶ段階なわけですよね。まだ会社の面接みたいなもんじゃないですか!まだ入社もしてないわけです!
だから、付き合う=就活です(笑)
自分が行きたい会社には自己アピール。面接で何社も落とされてもへこたれない。付き合うというのは夫婦会社の試用期間中みたいなもの。もし振られてしまったら、面接や試用期間であわなかった会社とは縁がなかったと思いましょう。
試用期間でダメになるぐらいの関係なら、夫婦という道を乗り越えるのは難しい。この人なら夫婦になれる!と思ったら、結婚するのです。
だから、ここから初めて「夫婦」が始まるわけで、結婚はゴールじゃなくて夫婦としてのスタートなんです。ここから夫婦としての道が始まるわけです。
夫婦とはなんだ?
わたしにとっての夫婦とは、「超ウルトラスーパー誰よりも最強な味方」になってくれる存在だと思っている。
今、わたしにとって「超ウルトラスーパー誰よりも最強な味方」って 親なんですよ。親だけはいつでも私の味方というか、どんな私でも愛して守ってくれるって思ってるんです。本当にありがたいこと。
遠くに住んでいるけど、毎週電話してて、たまに声が暗いと気づいてくれて、自分が具合悪くてもわたしを励ましてくれる。ひどいことしても変わらずに、いつでも帰ってこいよ、とわたしの居場所を作ってくれる。
でもそんな今「超ウルトラスーパー誰よりも最強な味方」な親は、どうしてもほとんどが自分より先に老いていくし、亡くなってしまう。悲しい事実。
看護師として勤めていると、実感すること。そのうち、わたしが親を守らなきゃいけないし、その時期は今も近づいてきているってことです。「超ウルトラスーパー誰よりも最強な味方」がいなくなってしまうときがくる。
夫婦って、親のような「超ウルトラスーパー誰よりも最強な味方」になる存在だと思ってるし、そうじゃないと本当の家族になんてなれないと思っている。
これからのわたしたちの人生にはいいことばっかりな保証はない。乗り越えなきゃいけないことがたくさんある。
親の死だってあるし、もしかしたら仕事で大きな失敗して職を失うことだって、子供が障害をもって生まれることだって、自分が大きな病気にかかることだって、あるかもしれなくて。これは他人事ではなく、誰でもありうること。
そんな乗り越えなきゃいけない苦しいことも、味方がいれば乗り越えられるような気もするじゃないか。お互いが苦しいときに「超ウルトラスーパー誰よりも最強な味方」になれるのが夫婦ってもんで、家族なのかも。
結婚したから大丈夫〜ってんなわけあるかい。
夫婦になるって難しい。
結婚したからって、一生安泰なわけじゃない。
この世の家族で、幸せそうな家族は一握りだ。
価値観の違う人が一緒になって、ひとつの家族ってものを創っていくわけだから、そりゃぶつかりもする。幸せな家庭を作るのに成功する家もあれば、失敗する家もある。
だから、価値あるもので、みんなが憧れるものなわけです。
だから結婚したからって幸せになれるわけじゃない。家族は幸せになる努力をしなくちゃいけない。結婚って大変だよ。
しかもさ、正解がないのです、家族って。対人のものって正解がないから難しい。
正解のないものほど苦しいことはない。ゴールが見えないマラソンみたいなもの。道は本当にこっちであってるのか、それもわからないのに突き進まなくちゃならない。本当にたどり着くのかな?ってもう、何キロ走ったかもわからないけどハァハァ息が切れても突き進むしかない。苦しい。けど、あると信じてゴールに向かうんです。
結婚には必要なものがある
結婚=幸せじゃない。
だから結婚したからって幸せになれない。そこからの努力が必要。
その努力はきっと、相手を思いやるとか、お互いの価値観をすり合わせる努力とか、そういうことなんだけど、人はそばにあるものを「当たり前」と思ってしまうものだから、いつしか見失ってしまったりする。いつも大切なものは失って、取り戻せないところまできてから気づくんだよね。
そばにいることは「有難い」こと、という認識が結婚には必要なんじゃないかな。
夫婦というパートナーを選ぶ基準って?
いいときは側にいてもメリットがなくなったら離れていくというシーンをたくさん見てきた私だから言う。
見た目とかお金とか目に見えるメリットじゃなくて
この人といると自分が素直で穏やかな気持ちになれるな〜とか、愛しくて見てるとほっこりするわ〜とか、この人が頑張ってるならわたしも頑張ろう〜とか、この人のためにわたしも頑張ろう!ってエネルギーが湧くとか、そんな自分の内側から溢れる気持ちにメリットがある人がいい。
「脳内ポイズンベリー」って映画見たことありますか?
この映画のセリフで、本当に心にグサッと刺さったものがあるので紹介。
「大事なのは、誰を好きかじゃない。誰と一緒にいる自分を好きかということだ」
ってことです。この一言につきます。
人生の醍醐味
結婚は全然安泰じゃなくて、人生に安泰なんかなくて、いつどうなるかなんてわかんなくて、わたしたちのゴールは死ぬときで。ゴールが死ぬときなのだけは、みんな平等かもね。
そこまでにどれだけ自分が「幸せ」を感じることが出来るか、ってのが人生の醍醐味というものになるのだと思う。
結婚とは一つの手段である
んで、結婚って=幸せってわけじゃなくて、幸せになるための一つの手段なんだ。
だから「結婚」に依存せず、幸せへの道を探して歩いていくのがいい。ワクワクしながら。
で、その道の途中で、よいパートナーに巡りあって、結婚して、家族というあたたかい居場所も作れたらさらに幸せじゃないか!わっふい!
って、結婚はこれぐらいの距離感がちょうどいい(笑)と思うのです。
結婚!結婚!って依存されたら結婚だって逃げちまう。
追いかけられる女になりたいものですなwww
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ほんじゃー、また!