ゆる活ナースayakaのブログ

体力ねえ!メンタル弱い!勉強できねえ!特別な資格もねえ!ADHD傾向で忘れっぽい!そんな看護師として生きるのが辛い素質のある私が、幸せに生きるためにたどり着いた道を書くブログです

看護師のキャリアでお悩みの方へ。わたしの看護師としての悩みを救った一つの出来事

こんにちは!
看護師兼ライターのしらいしゆみかです!

ayakaさんのブログ第2回目となりました~!!パチパチ

 ↓前回の記事はこちら

ayapix.hatenablog.com

 

今回は誰もが気になるであろう「転職」について…

 

みなさんにとって

「この診療科を極めたい!」

というようなキャリア像はありますか?

 

私も昔は、

「ずっと小児科でやっていきたい!」

と思っていた時期がありました。

しかし、人生は何があるか本当にわからないもので…(意味深)
何かをきっかけに全く違う方向に動くことがあります。
それは生活も仕事も。

 

そんな私が、もにょもにょゴタゴタ(笑)…があって

初めて診療科を変えたときの転職話をしていきます!

 

「今のままでいいのかな…違う診療科も経験してみたい!」

と悩んでいる人にとって、少しでも参考になればと思います!

なぜ小児科から整形外科へ転職したのか

小児科バリバリ新人時代


前回の記事でも少し触れましたが、私は新卒で小児科病棟に配属になりました。

元々小児科とNICUが希望の科だったので、そのまま新卒~3年間を過ごします。

 

病院自体は1000床ちかくあったので、三次救急患者もバンバン来ました。
なかでも夜勤で入院が10人来たときは、看護師としての生命線が尽きかけるほど…

いや、燃え尽きそうでした(笑)

 

診療領域も蘇生後などの重症管理から終末期まで。
一部の外科手術、内科、泌尿器科、整形外科、脳外科…

心臓外科以外はなんでもありの病棟といってもいいかもしれません!

ラダーに沿って、ケースレポートや看護研究、プリセプターなどの新人指導、委員会活動など、一通り経験もしました。

 

世間一般にいわれている「とりあえず3年」は、網羅できたのではないかと思っています。

 

特に附属の専門学校を卒業したため、3年間のお礼奉公(3年働けば奨学金がチャラ)があり、まわりも「何が何でも3年は…!」と、それだけを胸に頑張っていました。

とてもとても濃い3年間…!

小児科一筋!と思っていた若手時代

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3年間、ヒーヒー弱音を吐きながら看護師修行をしていた私ですが…
学生時代から付き合っていた彼氏ともそれなりに交際を続けていたので、3年目になったときには「そろそろ一緒に住む?」みたいな感じになりました。

3年経てば自由の身だー!
とちょうど思っていたので、もう少し都会に行って、落ち着いて仕事をしたい!

と期待に胸を膨らませるように…!(フラグ笑)


そして、4年目には新しい小児リハの病院に転職、同時に同棲もスタートさせました!

元々、子どもが好きで、自分が幼少期に入院した経験があったので、転職したとしても「私は一生小児科!」と、この頃は思っていました。

 

しかし…!
ここでとんでもない事件が起こります…!!

人生設計を大幅に修正

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姉さん…事件です…!(わかる人にはわかる)

看護とは全く関係ありませんが、でも看護師によくあるある話なので、注目です。

 

実は同棲をして、結婚を考えていた相手が生活費を払わない、家事も全くしない…

完全ヒモ男だったのです(えー!笑)

今だからこそ笑い話ですが、当時は相当病んでいました…。
(※みなさんも時間にルーズな男実家から出たことがない男には要注意です!←超偏見ですが笑)

 

そして、もう完全に信頼関係は絶たれ、激しい修羅場となって別れることに…。

初めて看護師としてのキャリアに悩む

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長年付き合っていた彼氏と別れ、身軽になった私。

しかし、待てよ…と。

私が今いる病院は、「今後結婚をして、子どもが生まれても働ける場所!」として選んだ落ち着いた病院。

…というか、リハ病院なので処置はほとんどないのです。
療養とかリハビリがメイン。

え…私このまま何もできないまま歳を取っていくの?

と突然不安に襲われました。

 

そもそも、私がいた小児科では、基本的な処置はドクターがやります。
採血や注射、導尿などなど…。(中学生以上だと看護師がするかも)

なので、手技としてはほぼ新人と変わらない状態だったのです!

しかも、同じ年代の看護師では、これらの手技はできて当たり前
この状態で、これからの看護師人生……?

上手くやっていける自信がありませんでした。 

 

当時、「看護師は病院で働くもの」という認識が強かったので、余計にですね…。

転職活動の実際

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そして、心機一転!

「このままじゃやばい!若いうちに成人も経験しておかなければ…!」
と経験を積むために、急性期の病院へ移ることを決意します。

学生のとき、実習で一番楽しかった「整形外科」を職場希望として書いていたのを思い出したからです。

そう、やるなら「整形外科のある病院で働きたい!」と思いました!

 

さっそく退職願いを出して、

転職活動開始…!
(行動力だけは一人前)

看護師サイトで情報収集

実は最初に転職したときは、学校の先生の紹介やツテがあっての転職でした。
なので、転職活動といえるのは今回が初めてです。

まず、情報が全くなかったので、看護師の人材紹介会社に登録することにしました。
当時は看護roo!、マイナビ看護に登録して情報収集をすることに。

 

とりあえず、年収としてはあまり下げたくなかったので、同じくらいのところ。

・寮があって、整形外科病棟がある
・スタッフの年齢層が20~30代
・私が住んでいるエリア(車や電車通勤で30分圏内)

この条件で絞ったら、候補に上がる病院は4箇所でした…!

友人へのリサーチ

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ある程度病院を絞ったところで…
そのうちの一か所に看護学校時代の同期がいたので、職場の状況を聞いてみました。

「忙しいのはどこの病院も一緒だと思う。○○(元いた病院)でやれていたなら、楽に感じるかも?給与もそこそこいいし、病棟の雰囲気もいいと思うよ。おいでよ~!」

そこで、私も

「いくいくー!」

って即答。(軽いっ笑)

この行動力が若さというものだと思います(笑)


その後、実際に見学や面接に行き、職場の雰囲気も良さそうだったので、そのまま入職が決まりました!

しかも、整形外科のある混合病棟配属に!パチパチ

とんとん拍子すぎる転職活動…
転職活動期間は1ヶ月もなかったかもしれないです(笑)

小児科から整形外科病棟へのキャリアチェンジ

転職後のギャップ

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どの職場でも転職後はギャップがあるものだと思いますが、小児から成人ならではのギャップがかなりありました。

最初は手技がコンプレックス

ここはやっぱり手技について

ある程度覚悟はしていましたが、採血・点滴留置、尿道カテーテルなどの一般病棟ではよく行う手技が、最初のうちはほとんどできなかったことです。

ドクターの処置介助をしていたので流れはわかりますが、実際に自分が入れた経験が少ないので、新人とほぼ同レベル

さらに、「小児科のような小さな子どもの対応スキルがあるから、処置もうまい!」と勝手に思われていたので、かなりプレッシャーでした。

 

点滴留置では子どもの場合24Gがメインですが、大人の場合は22~20Gが一般的です。
まずは22Gからチャレンジして、ほどなくして入れられるように。

しかし、私にとって20Gの壁はとても厳しいものでした。

皮膚に引っかかるというか、なかなかスムーズに入らない…!

オペ患のために20Gを入れる機会が多かった病棟なので、20Gを入れられないと使い物にならないわけです。

ちょっと血管の細い人で失敗してしまうと、先輩に代わってもらうことも。
同い年の人に代わってもらうときは、とても劣等感を感じていました。

薬の種類・量の違い

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次に驚いたのは、点滴や内服薬などが小児で使用していたものとは違うものばかりだということ。
もちろん使用量も。

ここまで知らない薬剤ばかりとは思わず、いつも「今日の治療薬」が手放せない状態でした。

しかし、点滴薬は小児のように体重から細かい計算をしないで済んだので、楽に感じました。

それは、浣腸液でもそうでした。

ある患者さんで「浣腸液60ml」の指示がありました。
担当患者だったので、私が浣腸液120mlのもの(浣腸液60mlの規格がなかったので)から60mlシリンジで吸い上げていたとき…

その作業を見ていた先輩にとても驚かれ、
「わざわざシリンジで吸ってるの!?こうやって目分量で大丈夫だよ!」
と言われました。

そのとき初めて、小児科ってすごく細かいことをやっていたんだ…というギャップを感じました。

既往歴が多い

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小児の場合には、既往歴がある子は少ないです。

半分以上が健康体の子で、先天性の疾患や喘息やアレルギーの子が少数いるくらい。

しかし、成人でも高齢者では高血圧糖尿病の既往歴がある人は多く、心臓疾患や脳疾患の既往なども年齢ごとに増えていく感じでした。

そのため、最初のうちはアナムネ聴取がとても厄介…。

既往歴を考えながらの日々のケアは慣れないものでした。

転職して良かったこと

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転職後のギャップで苦しんだだけではなく、良かったこともたくさんあります。

看護師としてのスキルが身についた

最初のうちは苦戦していた手技も、2~3ヶ月くらいすると慣れてきます。

私の場合は、意外と点滴や採血、導尿が得意だったということが分かり、今でも派遣で大いに生かしています。

また、これも混合病棟のおかげかもしれませんが、整形外科だけではなく、他科の患者も多くいたことで、その診療科ならではのスキルが自然と身に付きます。

例えば…
・整形外科:ギプスや牽引、コルセットなど。リハビリ領域のスキル。
・泌尿器科:自己導尿や尿路ストマなど。在宅などでも生かせるスキル。
・糖尿病内科:糖尿病の薬や治療、生活指導なども一通り網羅。どこにいっても生かせるスキル。

その他にも、循環器内科や消化器内科の患者さんも少しいたので、カテや内視鏡系も少しみれました。

看護の視野が広がった

成人病棟に来てからは、対応する年齢の幅はさらに広がり、疾患や看護の知識としてより広がりました。

今までは、なんとなく小児科の看護師って特殊で、他科の看護師と同じように成長しているのか自信がなかったことがありました。

ぶっちゃけ私って看護師なのかな?って…。

 

若いときは、こうした目に見えるスキルに対する憧れが強いせいだと思います。

しかし、成人の経験を積んだことで、今までごく限られた知識しかなかったものの、看護の全体像が少し見えてきたような感覚でした。

 

これはずっと同じ診療科や病院にいると、得られないことかもしれません。

まとめ

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もし、私と同じように

「○○科だけの経験でいいのか」

「他の診療科も興味がある」

と悩んでいる人がいたら、大いにチャレンジしてほしいと思います。

私の場合は小児科だけでなく、成人も見れるようにと経験を積みましたが、そのことで改めて小児科の良さを知れました。

現在では、小児科クリニックや保育園、ツアーナースなどで子どもと関わっています。

しかし、診療科を変えることは大変なことも多く、もしかしたら合わないかも…と思うかもしれません。それでも、将来的にキャリアがマイナスになることはないです!

これからの時代、いろんなスキルや資格を持った看護師が必要となります。昔のような一つのところで極めるやり方は、時代遅れになるかもしれませんね…。

 

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