ゆる活ナースayakaのブログ

体力ねえ!メンタル弱い!勉強できねえ!特別な資格もねえ!ADHD傾向で忘れっぽい!そんな看護師として生きるのが辛い素質のある私が、幸せに生きるためにたどり着いた道を書くブログです

看護師が本当に辛いのは3K(9K)なんかじゃない。私が病棟看護師を辞めた理由

 

こんちゃ!ゆる活ナースayakaです!
わたしはつい先日、2箇所目に勤めた病院を辞めまして、晴れてフリーランスナース生活のスタートです!

看護師の仕事が辛い原因として、よく3k(9k)と言われていますが、
\ その内容ってご存知ですか? /

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看護師の3kや9kってなんだか知ってる・・・?

  1. 危険
  2. 汚い
  3. きつい
  4. 給料が安い
  5. 化粧ノリが悪い
  6. 休暇とれない
  7. くさい
  8. 結婚できない
  9. 帰れない

だそうですよwww 実際にどんなことがあるかは↓の記事参照。


こんな内容で、見る人によっては「そうそう、ここが辛いんだよ」ってなる部分もありますよね。確かに9kの部分もつらいです。危険だし、夜勤で夜起きていたりするのは普通にきついのです〜。

ですが、わたしが実際に勤めて感じた1番辛いところは別のところでした…

看護師5年目病棟ナースのわたしが1番辛いこと

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 わたしが看護師をしてきて思うことは、自分が思う通りの看護を自分ができていないことが1番辛いんですよね。毎日に余裕なく、患者にもゆっくり関われない日々…

わたしは病棟にいることで自分の思うことができないと感じていますし、今の病院というか医療のの在り方がもう限界なんじゃないかと思っています。基本的にむくわれない。未来に希望が持てなかったwww

医療ってなに?わたしのやってることってなに?
そんな疑問がわいたまま、病棟勤務することが苦痛で苦痛で、わたしは病棟から逃げ出すことにしました。

病棟ナースの仕事の実際とは・・・?

 

看護師さんのイメージって白衣の天使…優しいってイメージじゃないですか?
ゆっくり話を聞いてくれて、優しくしてくれて・・・

でもね、病院に勤務していると、日勤で12人受け持ちなんぞ当たり前で・・・・ほとんど診療の補助で精一杯。
1人で12人の担当をしていたら1人1人の話を聞いている余裕がうまれないwwwそんなことしていたら、転んだり、死んでしまう人がいるし、優先順位は生命・安全の確保なのでね!
 

 看護師の仕事ってなんなの・・・?

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   顔がうるさいゆる活ナース

わたしの看護師としての目的ってなんなの?って考えた時に「患者さんに笑顔になってもらう」「患者さんの望みを叶え、その人らしい生活を送れるようにすること」!

患者さんの病気を治すことが目的ではないというか、それって現実的に無理な場合が多いんですよねwww

わたしはその人の力を信じて、その人が望む生活ができるように、周りの環境や気持ちを整えることが「看護」だと思っているし、自然治癒力で治すのが本来の形なんじゃないかな〜と思う。

でもその自分の思う仕事ができていなくて、結局のところバタバタしちゃって「診療の補助」しかできていない自分がいるなと感じた。だから今わたしは「看護師」が楽しくないんだと思う。

元々、わたしが看護学生のころに、実習で「楽しい」と思ったのは、重症心身障害者さんの実習だった。もう病気を治すことはできなくても、その生活の中でどんな楽しみを見出していくか?を一緒に考えたりするのが好きだったのだ。

外出して散歩したり、一緒にマラカスを作ったり、折り紙のプレゼントをしたりして、病気と闘う日常を少しでも楽しく生きること。患者さんの顔が華やいだり、笑顔をみるのが嬉しかった。

そんな患者さんが楽しみのある日常を送るための医療があったし、本人が望む形に沿って協力できている実感があった。

だから新人1年目で重症心身障害児病棟を選んで就職して、患者さんと過ごす日々はすごく楽しかった!だけど、その病院での仕事が激務で身体を壊して辞めてしまいました…環境がつらかった…

 

看護師はやりがいがある仕事だけど…

 

看護師ってやりがいのある仕事だとは思います。
普通に患者さんに言われる「ありがとう」は嬉しいし、他職種に言われる「看護師さんってすごいよね」っていう言葉で、自分の自尊心が満たされたりして、なんとかここまできました。

だけどもう、人に認められるより、わたしは自分が満足できる在り方ができていないことを無視することができなかった。看護師ってなんなの?わたしはなにがしたいの?そんな疑問しか湧いてこなくなって。

その人によって「看護観」とか「人生観」って違うとおもうけど、わたしは今の自分に我慢できなかったんです。

病院や医療の在り方って・・・?

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ここは、世界中のみなさんにも考えて欲しいとことなんですが、病院ってどんなところだと思っていますか?
病院を「病気を治してくれるところ」だと思っている人が多いと思うんです。

でもね、治せる病気って少なくて、基本的に日本の病院で行っている西洋医学は痛みとか症状に対する「対症療法」なんです。

病気って、基本的には「自己治癒力」で治すもんなんですよね。自己治癒力で治すために、薬で菌が増えないように補助したり、細胞がそれ以上悪さしないように切除したり、治療に専念できる環境を整えるのが病院であり、医療です。

死ぬって悪いことじゃないと思うわたしと、現代の医療。

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人には寿命があるし、死ぬことって当たり前なんです。

90になった体が苦しいのは、体の色々な場所が限界を迎えているからです。寿命は必ずあって、年老いたら色々な機能が衰えてきて死んでいくのが普通のこと。段々食べられなくなって、尿が出なくなって、呼吸ができなくなって心臓が止まるのが普通のことなのです。

日本の今の医療では、医療がなかったらもう亡くなっているような状態の身体を無理やり動かしているんですよね。

https://twitter.com/hapinsayaka/status/934793256616960000


病院にきたら少し生きるのを延ばせたりするけど、それは永遠ではないし、その延命は例えば自身や家族の心の準備や、やりたいことを叶えるための時間だったりにあてていくための時間。死ぬための準備としての時間で、受け入れる時間です。
もちろん、そんな時間も持てずに死んでしまう人もいますけど。

わたしは色々な人たちを見てきて、今の時代ではまだ死は当たり前の100%のものであって、身近であって・・・だから「今」をどう生きるのが大事だと思っています。

わたしはね、基本的に当たり前のことである「死」が起こった時に、「殺した」とか言われるのが納得できないんです(笑)医療がなかったらすでに亡くなっているだろう場合でも、死んでしまった場合に医療が責められることがあるのがツライ(笑)

日本って平和だし、人が死ぬのはほぼ病院だから、人々にとって「死」が遠いものになっているなと思います。だから、わたしは死はもっと身近になって欲しいし、若いうちからもっと「生き方」「死に方」について考えるべきだと思うんです。でも、どうしたらいいんだろうかねwww

わたしは死ぬって悪いことではないし、長く生きればいいってものではないと思っています。もう限界の身体が朽ち果てようとしているのを尊い気持ちで見送りたいし、最後に本人がどんな気持ちであるかが重要なのでは…と思っているのです。

 

 看護師として本当の辛さは自分の看護観を叶える環境にいないこと

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どんな最後にしていくか、そのためにどんな今を過ごしていきたいのか…

わたしは、本当はそんなことを話すために時間が欲しい。でも病棟では人も時間も足りない…病棟でしっかり自分のやりたいことやろうと思ったらサービス残業になり、自分が疲弊してしまう。やりたくてもできない現状なんですよね。

日勤で1人の看護師が12人受け持ちする日もあるので、もう業務の「(生命維持のために)やるべきこと」をやるだけで精一杯です!

そんな中、看護師を「なんでもや」のように使う患者さんもいるし、そうなるともうやってられませんよね(笑)
こんな環境で働く病棟看護師としては、できることは「最低限度の治療補助と関わり」であると思っていただきたいです・・・

だってもうさ、看護師のイメージ白衣の天使像のままでいられないですよ!

基本的に病棟看護師は「病棟に50人いる患者のちょっとした異変に気づきなさい」「急変が起こっても死なさないようにお願いね」「50人いる患者の薬は絶対に間違えないよね」「認知症の患者さんを50人近く見ていても転ばさないでね」っていう要求をされているわけですwww

いや、超人かよw無茶ゆーなやってみろww
と思ってしまうし、こんな環境で病棟看護師にどこまで求めてんの・・・って思ってしまうのよね・・・

看護師さんって、きっと誰も変な看護したいとは思ってないです。やりたくても、人間だから失敗するし、間違えることもあるし、なんでも知ってるわけじゃないし、責任重い仕事だから常にプレッシャー感じているし、忙しすぎて疲弊するんです。

そして、どんなに生かしてあげたくても、人間の死は必ず訪れるものだから抗っても敵わないこともありますよ…

わたしのフリーランスナースとしての今後の方向性

 

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今まで話したことって、完全にわたしの看護観と人生観ですwww

わたしは、これからは自分の想いや、やりたいことに合う働き方を探したくて、病院を辞めました。もっと看護師も1人1人がそれぞれの考えを持って、色々な生き方をしてもいいと思うんです!

もちろん、わたしが未熟っていうのも多々あるし、わたしの努力が足りないんだよって思う人もいると思います。でもわたしは今の自分の感情に素直で敏感でいたい。

基本的に我慢強さと感覚の鋭さって相反するもので、我慢強くなると気持ちに鈍感になり、感覚を鋭くするとささいなストレスに弱くなったりする。

どちらがいいとかないけど、わたしはこっちを選ぶことで人の心に寄り添う感覚はきっと磨かれると思ってて、それは強みになると思う。
私と同じようなことで悩んでいる看護師さんもたくさんいると思うのです。

わたしはこれから患者さんと1対1で関わる機会を増やしたり・・・療養型や老健などにも興味あり。

 

さらなる自分が生きやすい環境や居場所、考え方を探していきます!

 

 

 
予防医療にも興味あり。今ね、結構周りの看護師でも、医療現場に限界を感じた看護師が予防の方に力を入れ始めています♡

あとは、私のような迷える看護師さん、疲弊した看護師さんの居場所や楽しめる場所を作りたい・・・!
(思ったことを話せて、自分の気持ちを整理できる場所。…と思い、オンラインサロン『縁JOYナース部』を作ってみました。)

看護師は絶対に環境が理由で、「看護」が嫌になっている人が多い。看護師の仕事が嫌いなんじゃなくて環境がキツイだけなのに、「看護師」自体を辞めてしまう人の多いことがすごく日本の医療ではもったいないこと。

今は看護から離れている人も、「自分にあった職場で週に数回か働いてくれる看護師」が増えれば、日本のためになると思ってます。

元々、病気で身体や心を病んでいたり、気持ちに余裕がない人たちに接しているので、看護師自体が疲弊しやすい環境にいるんですよね。

だから、看護師は「看護を好きで居続けるための努力」も仕事のうち!

看護師は自己犠牲じゃなく、自分も楽しめるwin-winの環境や働き方を探すこと!この価値観を広めるために、しばらく奮闘してみたいと思います!

頑張り屋の看護師さんに幸あれ〜!

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